液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)の経営再建を巡り、シャープの幹部は7日、技術協力などの連携に前向きな姿勢を示した。記者団に同日、「独占禁止法の問題があり買収や合併はできないが、技術協力などは可能だ」と言及。「(日本の技術者を結集した)日の丸連合をつくりたい」と意欲を示した。

韓国勢が先行する有機ELパネルに関しては、2016年8月にシャープの戴正呉社長がJDIの技術者を含めた日の丸連合を組んで対抗すべきだとの考えを明らかにしていた。シャープ幹部は「我々からは(JDIに)接触できない。政府や経済産業省が間に入って進めるべきだ」と語った。

 一方、7日の東京市場でJDIの株価が逆行高となり、一時前日比33円(17%)高の228円まで上昇した。他社との資本提携などを含む経営再建案を策定するとの報道が好感された。いちよしアセットマネジメントの秋野充成氏は「今までの延長線とは異なる新しい再建案へ期待感が出てきた」と指摘していた。