new sharp ceoシャープの戴正呉社長は10日、インタビューに応じ、経営が悪化している中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)の支援に意欲を示した。
独占禁止法の問題から「合併や直接出資はできない」としつつ、支援には「いろいろな方法がある」と指摘。「シャープが主導すれば(再建に)自信がある。黒字化できる」と強調した。



 戴社長はシャープやJDIが組み、中国や韓国の液晶パネルメーカーに対抗する「日の丸連合」を結成すべきだとの考えを表明。
設備、素材メーカーも含めた「『大日の丸連合』もできる」と語った。  JDIが海外企業から資本を受け入れる場合、「(シャープを傘下に持つ台湾の)鴻海(ホンハイ)精密工業が一番怖いのは、液晶パネルの技術が中国メーカーに流出することだ」と指摘。シャープ主導なら「技術流出もない」と述べた。