中国の沿岸都市、青島はビールとともに、中国きっての家電メーカー集積地として知られている。  旧三洋電機や米ゼネラル・エレクトリック(GE)の家電部門を買収した海爾(ハイアール)、薄型テレビ市場で急成長する海信集団(ハイセンス)の年間売上高はともに1000億元(約1・6兆円)を超え、技術レベルでも日本勢を猛追している。  
7月下旬、青島にあるハイセンス本社と研究開発拠点を訪ね、主力のテレビ事業の行方を探った。
ハイセンスは中国の薄型テレビ市場でトップシェアを誇る。現在の主力は液晶テレビと有機ELテレビだが、ハイセンスの陳維強副総裁ら同社幹部は、壁にかけたスクリーンにレーザーで画像を投射するレーザーテレビの販路拡大に注力する考えを示した。


ハイセンスの最新のレーザーテレビを実際に見せてもらった。ほぼ真下からスクリーンに画像を投射する方式だが、画面にゆがみはなく、画質も現在市場に出回っている高精細の4Kテレビと遜色ない。設備投資コストが抑えられる分、中国メーカーが得意とする低価格戦略も発揮しやすい。  テレビ事業担当の高玉嶺氏は「液晶、有機ELともに技術的な限界が見えている。レーザーテレビの方がチャンスが大きい」と指摘する。
Move to full article