理化学研究所(理研)創発物性科学研究センター(CEMS)創発ソフトシステム研究チームの福田憲二郎研究員と染谷隆夫チームリーダー(染谷薄膜素子研究室主任研究員、東京大学大学院工学系研究科教授)らの共同研究グループは2017年9月、洗濯が可能な超薄型有機太陽電池を開発したと発表した。伸縮性と耐水性を併せ持つことから、衣服に貼り付ける電源としての応用が期待される。

 ウェアラブルセンサーなどを駆動するための電源として、衣服貼り付け型太陽電池が注目されている。これを実現、実用化するためには、エネルギー変換効率や環境安定性、機械的柔軟性などについて、一定の条件をクリアする必要がある。  

共同研究グループは今回、高いエネルギー変換効率と優れた伸縮性、耐水性を同時に実現した有機太陽電池を作製した。理研の研究グループが2012年に開発した有機半導体ポリマー「PNTz4T」を用い、厚みが1μmの高分子材料であるパリレン基板上へ、逆型構造の有機太陽電池を作りこんだ。

Continue to full article