能美工場_joled02
シャープの戴正呉社長は、液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)への支援に関して「日本企業による日の丸連合でないと(国際競争に)負ける。シャープが主導すれば立て直す自信はある」と述べた。
JDIは全社員の3割に当たる3700人の人員削減に加え、石川県能美工場の生産を年内に停止する。能美工場はJDIに統合する前の東芝の工場だった。JOLEDが1000億円の資金を集めて能美工場で独自技術による有機ELの量産を19年に開始するとしているが、まだ先の話だ。1000億円の資金が集まるかどうかもわからない。


JDIは16年に資金難に陥り、有機ELへの投資を名目に、産業革新機構から750億円の支援を受けた。しかし、液晶パネル市況の悪化や需要の減退で、この資金は底をついた。  
そのため、革新機構の債務保証を受け、みずほ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行の主要3行から1100億円のコミットメントライン(融資枠)を新たに設定した。JDIの実態は、資金がショートしそうになるたびに革新機構に駆け込む“オオカミ少年”だ。
スポンサー探しのポイントは、2000億円から3000億円の成長資金をどうやって捻出するかにかかっている。ホンハイや中国のパネルメーカーの天馬微電子が、スポンサー候補として浮上している。ホンハイがスポンサーになれば、シャープとJDIの経営統合の話が蒸し返されることになる可能性が高い。
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