アップルは10月27日午後4時1分より、スマートフォン「iPhone X」の予約をウェブサイトとApple Storeアプリケーションを通じて開始する。

 iPhone Xは世界の55を超える国と地域で提供され、日本でも11月3日午前8時よりApple Storeで販売を開始する予定だ。生産台数の問題から、品薄になるのではないかとうわさされてきたが、「各店舗では、予約注文なしで早めに来店する人に対して、iPhone Xの用意がある」としている。

SIMフリーモデルの税別価格は、64Gバイトモデルが11万2800円、256Gバイトモデルが12万9800円。



 iPhone Xは、OLED(有機EL)を採用した5.8インチの「Super Retinaディスプレイ」(2436×1125解像度、458ppi)を搭載。ホームボタンの代わりに、一番下から一回スワイプすることで、どの画面からでもホームに戻れる。

 ホームに搭載していた指紋認証のTouch IDの代わりに、顔認証の「Face ID」を採用している。Touch IDの場合、5万分の1の確率で別人を認証する可能性があったが、Face IDでは100万分の1まで減少しているという。

 カラーは、スペースグレイとシルバーの2色。iPhone Xのボディを囲んで補強するステンレススチール製フレームは、Appleが特別に開発したもの。スペースグレイの仕上げには、ステンレススチール製フレームの色とガラスの色が正確にマッチするように、物理蒸着と呼ばれる処理を施した。