船井電機は6日、平成30年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高を従来見通しの1600億円から1400億円に、純損益を2億円の黒字から174億円の赤字にそれぞれ引き下げた。
主力となる北米での液晶テレビ事業が低迷しているためで、3年連続の赤字の見通しとなった。



価格競争が厳しく販売数量が落ち込んだほか、基幹部品のパネルの価格が想定より高止まりし、利益を圧迫した。北米向けなどに液晶テレビを生産する海外工場について、想定通りの収益が見込めなくなったとして帳簿価格を引き下げ、100億円の特別損失を計上する見通しとなったことも響いた。  
29年9月中間の予想も売上高を814億円から721億円に、純損益を4億円の黒字から130億円の赤字にそれぞれ下方修正した。