スマートフォン(スマホ)に使う中小型液晶パネルの価格が下がっている。LTPS(低温ポリシリコン)タイプの5.5型(フルHD、カバーガラスなど含まない)の大口価格は11月に1枚当たり11~12ドル。前月に比べ1%、年初との比較では2割下がっている。

 LTPS液晶は主に高価格帯のスマホに使う。米アップルが「iPhoneX(テン)」に有機ELパネルを採用し、供給過剰感が出ている。差異化のため縦に長い液晶パネルの採用も増えており、従来型の需要減少に拍車がかかっている。



 米調査会社のディスプレイサプライチェーンコンサルタンツは、5.5型品の平均単価が2018年1~3月に前四半期比で3%下がると予測する。「供給過剰のLTPSは下落基調が続く」(田村喜男アジア代表)  

低価格のスマホに搭載が多いアモルファスシリコンを使う液晶は供給過剰が解消してきた。中国のパネルメーカーがLTPSや有機ELパネルに生産をシフトしている。