iPhone Xの製造の遅れが解消されつつある中で、アップルファンから次の注目を集めているのが、2016年の「iPhone SE」の後継機種と呼ぶべき新モデルだ。小さめの筐体にiPhone 6Sに匹敵するパワーをつめこんだiPhone SEは幅広い支持を獲得した。

2年前にiPhone SEを入手した人々は今、新たな端末への乗り換えを検討中だ。思い切って1000ドルの大金を投じてiPhone Xを買う人もいるだろうが、それよりむしろ新品のiPhone 6Sで我慢しようという人もいる。しかし、大半の人々は“今の端末と似た新しいモデル”を欲しがっているはずだ。



一部メディアはこの新端末を「iPhone SE 2」と呼び、そのリーク情報を伝えている。報道によるとiPhone SE 2は台湾のメーカーWistronのインド工場で生産されるという。アップルにとってインドは、今後の低価格帯モデル向けの重要な市場だ。

iPhone SE 2は現状のiPhone 8シリーズのようなハイエンドモデルとは別の位置づけになり、高価なFace ID機能は搭載されない。インドのテック系メディアはiPhone SE 2のスペック情報について、プロセッサは従来のA9からA10 Fusionにアップグレードされ、2GBのRAMと32GB/128GBのストレージを搭載。背面カメラは1200万画素で前面カメラは500万画素と伝えている。

ディスプレイサイズについての言及はないが、仮にiPhone SEと同じ4インチモデルになるとしたら、乗り換えを検討中の人には絶好のモデルになりそうだ。

アップルはiPhone Xでその技術力の高さを誇示したが、多くの人々が入手しやすい端末としてiPhone SEのアップグレード版をリリースするのは賢明な選択といえる。iPhone SE 2は2018年前半の発売が噂されている。