アップルは2018年後半にも発売する3機種のスマートフォン(スマホ)のうち、1機種で画面に液晶を採用するもようだ。全機種の画面を有機ELに切り替えるとの見方もあったが、サプライヤーの量産体制が不十分で、全面的なシフトは供給面でリスクになると判断したようだ。
液晶を得意とする日本勢も受注を確保できそうだ。複数の関係者が明らかにした。



 有機ELは色彩が鮮やかで折り曲げなどの加工がしやすい。17年秋に発売した3機種のiPhoneでは、最上位機種「X(テン)」で有機ELを初めて採用し、残る2機種では従来通り液晶を使った。
18年も液晶が残る方向となり、日本のジャパンディスプレイ(JDI)や韓国LGディスプレーが引き続き受注を確保できそうだ。