ソニーは8日(米国時間)、CESの前日プレスカンファレンスを開催し、有機EL BRAVIAなど新製品を多数発表した。また、8K対応の次世代テレビ向けプロセッサ「X1 Ultimate」も披露した。
4K有機ELテレビBRAVIA「A8Fシリーズ」は、昨年発売した「A1シリーズ」に採用した映像プロセッサ「X1 Extreme」と、画面自体を振動させて音を出力する音響システム「アコースティック サーフェス」を搭載。新たに、薄くて目立たず、奥行きの短いスタンドを用いることで、場所を選ばず設置可能とし、「ソニーならではの、映像と音が一体となる臨場感をお届けする」という。
 また、液晶テレビ BRAVIA「X900Fシリーズ」も「X1 Extreme」を搭載。新技術の「X-Motion Clarity」により、動画応答性能を大幅に改善するほか、85インチまでの大型サイズも展開する。



 次世代の高画質プロセッサー「X1 Ultimate(エックスワン アルティメイト)」を参考展示。同プロセッサは、X1 Extremeに対し約2倍のリアルタイム画像処理能力を実現し、液晶と有機ELそれぞれのディスプレイパネルの特長を引き出し、「BRAVIAとして最高レベルの画質の実現を目指す」という。

  会場では、「X1 Ultimate」を搭載した8Kディスプレイも参考展示。8Kディスプレイのデモ機では、独自のバックライト技術を組み合わせることで実現する、8K HDRコンテンツのリアルタイム処理と、HDRフォーマットの最高値 10,000nitsの超高ピーク輝度を表現する。