韓国の有機ELパネル大手、LGディスプレーが23日発表した2017年12月期の連結営業利益は前の期比88%増の2兆4620億ウォン(約2560億円)だった。高精細な画質を売りにするテレビ向けに大型の有機ELパネルの出荷が伸びた。増収効果で研究開発費や設備投資の減価償却費を吸収し、通期の過去最高益を更新した。  

売上高は6%増の27兆7900億ウォン。世界で有機ELテレビの普及が始まった前期は、年170万台分の有機ELパネルを出荷した。売上高に占める製品別の比率(液晶と有機ELの合算)はテレビが4割、スマートフォン(スマホ)が3割。



 営業利益が2兆ウォンを超えるのは初めて。2018年12月期は、設備投資を9兆ウォンと前期に比べて3割近く増やす。韓国サムスン電子の牙城であるスマホ向け有機ELパネル市場の開拓を目指す。  

金相敦(キム・サンドン)副社長は今期について「競争激化に伴いパネルの単価は(前期より)下落する」との見通しを示した。外国為替相場のウォン高進行も逆風で、成長鈍化の懸念もある。