世界的なスマートフォンベンダーとして名を馳せるLGが、中国スマートフォン市場から撤退することが明らかとなりました。競争が激しく、思うように売り上げを伸ばせないことが原因とされています。

世界最大のスマートフォン市場である中国から、韓国のスマートフォンベンダーであるLGが撤退を決めたのは、予想だにしない出来事というわけではないでしょう。
ミッドレンジモデルを強みとしていたことから、コストパフォーマンスに長ける地元ベンダーの台頭を前に苦戦を強いられ、5年前の2013年に約5%だったシェアは減る一方の状況が続いていました。



 事実、2016年に中国でLGが売り上げたスマートフォンは16万台ですが、国内市場全体では計4億8,000万台もの出荷があったことを思えば、ほぼ存在しないに等しいと言っても過言ではありません。こうした状況から、LG G6の発売は同国で見送られており、2016年5月にリリースされたLG G5 SEが、最後のLG製スマートフォンとなりました。
 
今後は小規模展開し、利益が出そうな商品を見極めながら、ブランドイメージの底上げを図る見通しです。

もっとも、中国市場から撤退したからと言って、LGの業績が大幅に改善するというわけではなさそうです。TechCrunchが公開した画像を見ても分かるように、2015年第1四半期(1〜3月)を最後に、LGはスマートフォン市場でほぼ利益を出せていません。

中国のみならず、グローバル市場でも勢いを失いつつある様子は、同社が2月末に開かれる世界最大のモバイル関連展示会Mobile World Congress (MWC)で、LG G7ではなく既に存在するV30+のアップグレードモデルを発表するに留まるとされていることからもうかがえます。