joled asus 8X35001-PB1-1台湾の華碩電脳(エイスース)は20日、有機EL開発のJOLED(ジェイオーレッド)のパネルを搭載したモニターを国内で初めて展示した。JOLEDはパナソニックとソニーの有機EL事業を統合した会社。

エイスース向けには1月にパネルのサンプル出荷を始めており、エイスースは18年中をめどにモニターを発売する。 米調査会社、ディスプレイサプライチェーンコンサルタンツ(DSCC)が都内で開いたイベントに出展した。
エイスースはすでに米国や台湾の展示会に出展してきたが、国内で一般向けに展示するのは初めてだ。JOLEDはソニーの医療用モニター向けの出荷を17年12月に始めており、エイスースのモニターはそれに続く出荷先となる。



 モニターに採用されたパネルは21.6型で、解像度は高精細な4K。パネル産業に詳しいDSCCの田村喜男アジア代表は「有機ELを使うことで色の純度が高められている」と評価した。
JOLEDは競合他社で一般的な製造法「蒸着方式」と異なり、製造コストの低減につながる「印刷方式」を採用している。