世界テレビ市場でシェア1位、2位につけている韓国のサムスン電子とLG電子が、英国で行われたテレビ性能対決で「総合優勝」を日本のパナソニックに譲った。

サムスン電子とLG電子はカテゴリー別評価では首位にもなったが、世界のテレビ業界でそれぞれ「量子ドット」技術を採用したQLEDテレビ陣営、有機ELテレビ陣営をけん引していると自負してきただけに、プライドを傷つけられたとの指摘もある。  

業界によると、英国のテレビ評価専門ウェブサイト、HDTVテストなどが先ごろロンドンで開催した「メジャーテレビ決戦」で、パナソニック製品が総得点32.59点で「2018年のベストテレビ」に選ばれた。2位は31.49点のLG電子製品。3位以下は公表されなかった。



 今回の評価は、LG電子と日本のソニー、パナソニックの有機ELテレビ3モデルと、サムスン電子のQLEDテレビ1モデルの計4モデルが対象となった。いずれも各社が最近発売した65インチプレミアムテレビの代表モデルだ。

 専門家と一般人のレビュアーがホームシアター機能やゲーム用テレビとしての性能、明暗を最適化するHDR(ハイダイナミックレンジ)、明るい場所での画面の鮮明度など、各項目に点数を付けた。

 パナソニック製品はベストテレビに加え「ベストホームシアターテレビ」にも選定され、「ベストリビングルームテレビ」と「ベストHDRテレビ」では2位に入るなど、大半のカテゴリーで優秀な成績を収めた。

 サムスン電子製品は「ベストゲーム用テレビ」、LG電子製品は「ベストHDRテレビ」にそれぞれ選定され、多少なりともプライドを守った。

 米経済誌フォーブスは結果について「特にパナソニックに素晴らしいニュース」としながらも、「今回の勝負は評価者がブランドを見ながら点数を付けるなど限界があった」と指摘した。

 有機ELとQLEDの対決に関しては「双方とも重要な評価カテゴリーで勝利した」とし、事実上の「引き分け」を宣言した。