電子情報技術産業協会(JEITA)は20日、2018年6月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比107.1%の1,206億円。内訳は、映像機器が同118.2%の655億円、オーディオ関連機器は同100.8%の72億円、カーAVC機器は同95.6%の479億円。

6月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比114.8%の40万7,000台(有機ELテレビを含む)。このうち、4K対応テレビの出荷台数は前年比151.6%の20万8,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は統計開始以来初めて50%を超え、51.1%。



4Kテレビの出荷金額は372億円で、薄型テレビ全体の出荷金額466億円に占める割合は79.9%。ハイブリッドキャスト対応のテレビは前年比139.3%の22万7,000台で、テレビ全体における割合は55.7%となり、統計開始からの出荷台数の累計は805万台となった。

有機ELテレビの出荷台数は31,000台、出荷金額は98億円。  サイズ別では、29型以下が前年比112.8%の6万9,000台、30~39型が8万3,000台、40~49型が14万台、50型以上が同151.7%の11万6,000台。構成比は順に16.9%、20.3%、34.4%、28.4%で、50型以上の割合は統計開始以来、過去最高となった。

なお、'18年4月よりテレビの品目定義に「有機ELテレビ」を追加、画面のサイズ別区分も改めており、テレビ関連の前年比は参考値となる。