長らく厳しい経営環境にあるジャパンディスプレイ(JDI)。シャープを除いた、ほぼ全ての国内大手電機メーカーの中小型液晶ディスプレイパネル事業を1社に統合したといっても過言ではない同社だが、韓国、台湾、中国勢に対して優位な状況にあるとはいえない。赤字も続いており、大株主である産業革新機構の支援もこれ以上続けるのは難しい状況だ。
そんなJDIが2018年8月1日、東京都内において事業戦略発表会「JDI Future Trip~First 100 Days~」を開催した。登壇したのは、常務執行役員 CMO(チーフマーケティングオフィサー)の伊藤嘉明氏である。伊藤氏は、2017年8月の入社以来、JDIの中でイノベーションを生み出すべくさまざまな活動を進めてきた。今回発表したのは、伊藤氏が中心となり、社内公募によって2018年4月に発足させたマーケティング・イノベーションを推進する組織体による約100日間の成果となる。発表会の副題である「First 100 Days」はこのことを指している。


このように厳しい現状を認めた上で、伊藤氏は2017年10月のCMO就任発表時に挙げた3つの指針である「“第二の創業”を担うスピード改革」「モノづくりだけでなはないコトづくり」「顔の見える企業コミュニケーション」を挙げた。そして「クロスファンクショナルチーム導入」をベースに、マーケティング、イノベーション、そして広く広報を行うコミュニケーションを担う新たな組織を、2018年4月に社内公募で立ち上げた。
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