韓国LG Display社の2018年第2四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比15%減、前四半期比1%減の5兆6110億韓国ウォンとなった。営業損益は、前年同期比で赤字転落、前四半期比で赤字拡大の2280億韓国ウォンの赤字である。売上総利益率は8.3%(第1四半期は9.6%)、営業利益率は-4.1%(同-1.7%)、EBITDAマージンは12.1%(同14.3%)。
 筆者はかねて、LG Display社が第10.5世代投資の内容を変更する可能性を指摘してきた。今回の会社側コメントでは、その方向性が確実になった。我々は、2019年第2四半期の量産開始を想定していたTFT液晶パネルライン(生産能力は3万枚/月)への投資を見送り、2021年第1四半期の量産開始を前提にOxide基板ベースの白色有機ELパネルに投資すると見込んでいた。


 

第10.5世代は、液晶パネルでは規模で中国勢に劣ることから、有機ELパネル一本に絞るという選択は正しいと筆者は考える。ただし、今回はインクジェット方式の導入やトップエミッション方式への変更などを行わない。有機ELパネル工場は同規模のアモルファスSiベース液晶パネル工場と比べると2倍近い投資金額が必要なことから、それに見合った差異化製品を投入しなくてはならない。また、80型以上の超大型パネルや75型以下の8Kパネル、フレキシブル、Rollableパネルなど開発面の課題も多い。第10.5世代工場での量産開始に向けた今後の進捗に注目したい。
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