今年、韓国で販売されているスマートフォンの平均卸売価格は529ドル(約5万9800円)で、日本に次いで世界で2番目に高いことが分かった。卸売価格はアップルやサムスン電子などのメーカーがスマホを通信キャリアに供給する際の価格だ。ここに国ごとに20-30%の流通マージンが上乗せされたものが小売価格となる。

 米調査会社ストラテジー・アナリティクスが26日に発表した統計によると、今年の韓国の平均卸売価格は昨年の466ドルより10%以上高い529ドル(推算)だった。韓国より卸売価格が高いのは、調査対象88か国のうち日本(650ドル=約7万3500円)だけだった。



日本の平均卸売価格は昨年に比べ93ドル上昇した。3位は米国で490ドル(約5万5400円)、次いでオーストラリアの468ドル(約5万2900円)、英国の442ドル(約5万円)の順だった。

 韓国と日本でスマホの平均価格が高いのは、画面とストレージの容量が大きくなってスマホの部品価格が上昇したことに加え、高級スマホを好む傾向が強いためだとの分析だ。韓国はアップルとサムスン電子の高級スマホが市場の7割を占める。一方、格安スマホが市場を支配する中国の平均卸売価格は33位、インドは84位だった。