google 800x-1米アルファベット傘下のグーグルが新製品を一斉に発表。スマートフォン「ピクセル」の新型モデル2種類とタブレット端末、画面付きのスピーカーで、競合の最新機種に対抗する。

新型スマートフォンの「ピクセル3」と「ピクセル3XL」はともにディスプレーが広がり、処理速度の速いプロセッサーを搭載、撮影機能も向上した。

グーグルのスマホは利用者の好評価にもかかわらずこれまで収益に大きく貢献しておらず、新型機ではアップルやサムソン電子の高級スマホに対抗することが期待されている。



  分析会社IDCのデータによると、グーグルは前年比2倍となる400万台のスマホを2017年に販売。一方アップルは2億1700万台。アルファベットはハードウエアの販売データを公表していないが、スマホや家庭用スマートスピーカーはその他の収入として分類され、クラウド事業やコンテンツ購入などと同じセグメントとなる。アルファベットの4-6月は同セグメントの売り上げが44億ドル(約5000億円)で、前年比37%増だった。

「ホーム・ハブ」は7インチディスプレー付きスマートスピーカー。利用者が話しかけると映像、気象情報や交通データを表示できる。アマゾン・ドット・コムの「エコー・ショー」と競合するが、ビデオカメラは搭載しない。価格は149ドル。

 新型スマホは5.5インチディスプレーの機種が799ドルから、6.3インチが899ドルから。競合機種よりも低めの設定となっている。タブレット「ピクセル・スレート」は599ドルで、切り離し可能なキーボード付きが798ドル。スレートの米国とカナダでの販売は年内に開始するとしている。