img1_file5bc9bbc9e6102東京エレクトロンは、インクジェット方式を採用した有機ELディスプレー製造装置「Elius(エリウス)1000=写真」を発売した。
ディスプレーの光る膜を作る際、RGB(赤、緑、青)3色の発光材料を同時に必要な量だけ画素内へ描画できる。蒸着方式を使う従来機に比べて生産性を向上した。



有機ELディスプレーはスマートフォンなどのモバイル市場に加えて、テレビやモニターなどのディスプレー市場にも用途が広がっているという。
市場の拡大に対応するため、大きさが最大730ミリ×920ミリメートルの基板の作成に使う装置を投入した。従来機に比べて2倍となる最大6種類のインク材料を同時搭載できるため、ディスプレーの開発にも適している。6種類のインク材料を同時搭載できる装置は珍しいという。