ソニーの高木一郎専務は15日、日刊工業新聞社などのインタビューに応じ、12月から始まる4K・8K放送を見据え「テレビの大画面化は今後も進む。最低でも画面100インチまでは投入していきたい」と方針を示した。

既に65インチ、75インチサイズを主力にしているが、2019年後半から中国のパネルメーカーで10・5世代と呼ばれる大型パネルの生産が本格化し、大型テレビ製品は競争激化が予想される。



その中でもソニーは「高画質と音質にこだわり、プレミアムの商品として勝負していく」とし、今後も高価格路線を維持する考えだ。

高木専務はテレビ市場の見通しについて、21年までには4Kテレビが半数以上を占めると予測する。

一方、8Kテレビの今後の普及は「まだ難しいだろう。8K用のコンテンツがどれだけ増えてくるかが課題になる」と見通しを述べた。