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市場新iPhoneの不振が示すように、スマホが減速している。市場調査会社IDCによると、2018年7〜9月の世界のスマートフォン出荷台数は前年同期比6%減少し、4四半期連続で前年割れとなった。
中でも世界のスマホ消費の3分の1を占める中国では、出荷台数が6四半期連続で減少し、市場の停滞が鮮明となっている。自国の巨大な市場を足掛かりに、サムスン、アップルの2強を脅かす存在に成長した中国メーカーは、伸びしろの大きい新興国でのシェア拡大にまい進しつつ、中国市場の変化に目を凝らしている。


スマホの普及が一段落し、買い替えサイクルが長期化したことで、中国のスマホ市場は2017年からマイナスに転じている。中国メーカーは早くからこの状況を見越してインドやインドネシアのような新興マーケットに猛攻をかけ、サムスンの足場を崩しているのだ。
中国は最近まで、「1000元(約1万6000円)スマホ」と呼ばれる低価格スマホが売れ筋の中心で、シャオミも同価格帯「紅米」シリーズに力を入れ、シェアを伸ばしてきた。2018年1-3月期、シャオミの1299元(約2万1000円)以下の機種の販売台数は全体の78%、売上高比では61.5%を占めた。
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