JOLED 12001-PB1-1幕張メッセ(千葉市)で「液晶・有機EL・センサ技術展」が5日に開幕した。JOLED(ジェイオーレッド)はゲーム対戦競技「eスポーツ」や車載用の有機ELパネルの試作品などを初出展した。視認性の高さや形の自由度といった有機ELパネルの強みが生かせる分野だ。2020年の本格稼働に向け建設中の能美事業所(石川県能美市)で量産を目指す。

eスポーツ向けのパネルは解像度がフルHDで、動作周波数を通常の2倍以上にあたる144回に増やした。表示を滑らかにして操作性を高める。プロのeスポーツチーム「Burning Core(バーニングコア)」と共同開発した。



JOLED 2018X12001-PB1-1車載パネルは12.3型で解像度はHD。各種メーターを表示する「クラスターディスプレー」への利用を想定している。車の中央でナビ情報などを表示する「センターインフォメーションディスプレー」向けに12.2型曲面パネルも展示した。

液晶大手のジャパンディスプレイ(JDI)は高精細な液晶パネルを使った仮想現実(VR)端末や指紋センサーなど、非モバイル分野を中心に公開した。VR端末は解像度を615ppi(1インチあたりの画素数)に高めた。既存のVR端末では解像度が不十分な医療機関や工場の製造現場などでの利用を見込む。

シャープは車載のクラスターディスプレー向けなどを想定し、2枚で幅が約1メートルの曲面液晶パネルを出展した。これまで3枚以上のパネルを横に並べる事例はあったが、製品2枚で実現したのは珍しい。10月に発表した自社製スマートフォン(スマホ)に搭載している、独自開発の有機ELパネルも展示した。