AppleのCEOであるTim Cook氏は、今回の業績見通しが悪化した要因を、中国の経済が予想外に低迷したためだとしているが、その見通しの影響は、米国や韓国、台湾などの電子機器メーカーにも広がっていくとみられる。
Cook氏は今回言及していないが、同社が抱える根本的な問題の一つに、Appleが新しいヒット商品を生み出すことができなかったという点がある。EE Timesがインタビューを行ったアナリストたちは、「Appleは、勢いを失いつつあるのではないか」とみているようだ。


 アナリストたちは、「Huaweiにとって、今回のApple低迷の知らせは良い前兆だといえる。Huaweiは世界スマートフォン市場において、Appleを追い抜き第2位の座を獲得している」と指摘する。
 またHuaweiは、フラグシップSoC(System on Chip)「Kirin 980」を発表したことにより、競争力をさらに強化している。
 現在のところ、スマートフォン向け7nmプロセッサを発表しているのは、AppleとHuaweiの2社だけだ。両社のチップの製造は、TSMCが手掛けている。  TSMCは2019年1月17日(台湾時間)に、2018年第4四半期の業績と、2019年第1四半期の見通しを発表する予定だ。2019年第1四半期の売上高は、前四半期比で約20%減少するとみられる。Lu氏によると、同社の売上高減少分の約半分は、Appleの影響によるものだという。
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