img1_file5c3db8f52c653オルタステクノロジーは、建設機械や農業機械向けに改良した中小型液晶ディスプレー「New―Blanview(ニューブランビュー)」を6月に市場投入する。従来品に比べて高温、低温の屋外環境でも使用しやすくした。建機・農機のほか、2輪車など振動が大きい場合でも使用に耐えられる同様のディスプレーは業界で初めてだという。

ニューブランビューはパネル内部の「反射電極」が太陽光を反射するため、スマートフォンなど反射電極を内蔵していないディスプレーに比べて屋外でも画面が見やすい。従来品に比べて高温や低温の環境に耐えられるように、液晶と偏光板に新しい材料を採用した。



マイナス30度―プラス85度Cの環境で使用できるように改良した。従来品の温度動作範囲は一般的な産業機器向けディスプレーと同様のマイナス20度―プラス70度Cだった。画面の大きさは7インチと4・3インチで、今後5・7インチなどラインアップを拡充する考え。価格は非公表。

これまでニューブランビューは主にハンディターミナル(業務用携帯端末)や計測器などに使われてきたが、新製品の投入で新市場を開拓する。同社は産業機器用の10インチ以下のディスプレーのシェアを、2022年にも足元の18%から25%に引き上げることを目指す。情報通信技術(ICT)を活用した建機の普及などに伴い、屋外の使用に耐えられるディスプレーの需要が高まっているという。

同社は凸版印刷のグループ企業で、中小型TFT(薄膜トランジスタ)液晶や有機ELディスプレーの開発・製造・販売を手がける。