米コーニングは、主にスマートフォンのカバーガラスとして使われている化学強化ガラス「ゴリラガラス」の技術を生かし、自動車の車内ディスプレー用のカバーガラス「オートグレード」を開発した。

車内の計器類やスイッチなどがディスプレーに置き換わる流れに対応。2019年中に量産を開始する。すでに複数の自動車メーカーが20年の発売に向け、同ガラスを組み込んだ新型車の開発を進めているという。



オートグレードは平面用の「2D」と、曲面用の「3D」の2種類を用意した。3Dについては熱をかけずに常温で曲げ成形する独自技術により、熱曲げ成形と比べてコストを最大40%削減した。

オートグレードはガラスの原板を米国や韓国、台湾で生産し、最終加工は中国の拠点で行う予定だ。