列車の窓がdimsディスプレイになる──。そんなSFがいよいよ現実になるかもしれません。JR九州とNTTドコモは、電車の窓を「情報表示プラットフォーム」として活用するサービスの実現に向けた、協業協定を締結したと発表しました。

この協定によって、風景に合わせた観光情報などをAR技術などにより車窓へリアルタイムに表示し、タッチや声などの操作で必要な情報をインタラクティブに提供することを目指すとのこと。また、降車後にもユーザーのスマホと連携し、目的地までの観光ガイドを提供するサービスも提供します。

また両社はAR・VRや5Gといった先端技術の活用を視野に入れ、2020年のサービス実用化を目標に、継続的な取り組みを行うといいます。



なお、1月上旬に開催されたCES 2019では、自動車メーカー各社がクルマの窓を透明ディスプレイに置き換えたコンセプトを展示していました。

世界的には、移動を単なる手段としてではなく、サービスや商品として捉える MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)が流行しています。今回の取り組みは、移動にいかに新たな付加価値を提供するかの取り組みの1つと言えます。