台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は1日、先に見直しを表明していた米国での液晶パネル工場新設計画を続行すると明らかにした。複数の米メディアによると、トランプ大統領の説得が功を奏したもようだ。

 報道によると、鴻海は「米政権との建設的な協議や、郭台銘会長とトランプ大統領との話し合いを踏まえ、工場建設計画を進める方針だ」と明らかにした。

 ロイター通信は先月末、鴻海が新工場の計画を見直し、技術拠点として位置付ける考えだと報じた。鴻海は計画の調整に着手したことを認めていた。

 トランプ大統領は1日「郭氏との会話の後で、すばらしいニュースがもたらされた!」とツイッターに投稿した。