<lg nano cell 012blockquote>さまざまな海外イベントに行かせてもらっているボクですが,米国・ラスベガスで毎年1月に行われている「CES」に,4Gamerの取材チームとして行くのは初めての経験でした。  もちろんCESには,これまでも15回以上は参加しているのですが,去年までは他媒体の取材でAV系や大画面系にフォーカスしていたので,4Gamerで扱うGPUやゲーマー向け製品とは縁がなかったのです。
そうした取材の合間を縫って,CES 2019における注目のキーワードだった「8K」(7680×4320ピクセル)関連の展示や,それ以外の映像系展示も見ていました。今回の連載コラムでは,ボクがCES 2019で見てきたそうしたテレビとかディスプレイ関連のネタを紹介していこうと思います。


 ちなみに,前述した理由によってSamsungは有機ELテレビをラインナップしていないわけですが,2017年から「うちはOLED TVはやってないけど,それよりも進んだQLED TVをやっているよ」というマーケティングを行っています。では,そのQLED TVとは何かという話になるわけですが,結論から言えば液晶テレビ(LCD TV)です(笑)。QLEDの「Q」は量子ドット(Quantum Dot)の「Q」で,LEDは「LEDバックライト搭載」を意味しています。
Hisenseでは,H75U9Eの液晶パネルは量子ドット技術の採用によって広色域を実現しているとアピールしていました。なんでも,DCI-P3色空間カバー率は100%なのだそうです。最大輝度も2500nitとかなり高めです。一般的なハイエンド液晶テレビの2倍くらいの輝度ということところでしょうか。
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