有機ELパネル製造の中国スタートアップ企業、柔宇科技(ロヨル)は26日、自社開発した折り畳みスマートフォン(スマホ)について、2019年中にも日本で一般向けに発売したい考えを示した。同社は18年末から中国で折り畳みスマホを販売しており、海外に販路を広げる。19年に世界で100万台の販売を目指している。

スペインで開かれている世界最大の携帯関連見本市「MWC19バルセロナ」で、ロヨルの劉自鴻最高経営責任者(CEO)が日本経済新聞の取材に明らかにした。

折り畳みスマホ「フレックス・パイ」は一般向け機種と、スマホ用サービスの開発者向け機種がある。一般向けは中国のネット通販と一部の実店舗で販売している。開発者向けは米国や日本のネット通販でも買える。



劉氏は「日本は開発者向けの引き合いが強い。有望な市場だ」と話した。一般向けの発売も急ぎたいという。

フレックス・パイは開いた状態の画面の大きさが7.8インチある。閉じるとスマホの形状になる。価格は一般向け機種が8999元(約14万8000円)から。

折り畳みスマホは韓国サムスン電子や中国の華為技術(ファーウェイ)も年内に発売する計画で、競争が激しくなる。劉氏は「折り畳みスマホを現時点で販売しているのは当社だけ」とし、競合に比べて価格も割安だと強調した。その上で大手スマホメーカーによる競合商品の発売は「折り畳み型が注目される良い機会になる」と述べた。