画面を折りたためるスマートフォン、5G端末、ノッチのない驚きのデザイン──。どれもスペインで開催されている世界最大のモバイル機器見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で注目の技術だ。このなかで、『WIRED』US版が注目した8つの端末を紹介する。
穴が空いたディスプレイ:Galaxy S10(サムスン電子)

MWCで披露された携帯電話をすべて見たあとでは、ベゼル(枠)がないディスプレイが生んだ2017年から18年のデザイントレンドだった「ノッチ(切り欠き)」の時代が、終わりを告げようとしていると感じられる。なかでもサムスン電子の「Galaxy S10」は、19年のトレンドを牽引している。この新しいフラッグシップ端末は画面上部のノッチをなくし、レーザーでカットされた小さな「パンチホール(穴)」にフロントカメラを収めた。


折りたためるスマートフォン:HUAWEI Mate X(ファーウェイ)

折りたためるスマートフォンのコンセプトは、これまで何年にもわたり立ち現れてきた。そしていま、実際に具体化しようとしている。 ファーウェイの「HUAWEI Mate X」は、その形状と価格設定でMWCの話題をさらった。Mate Xは、サムスン電子が発表したばかりの「Galaxy Fold」のように内側に曲がるのではなく、外側に折りたためる8インチのプラスチック有機ELディスプレイを備えている。
ケースを装着して「2画面化」:LG V50 ThinQ(LGエレクトロニクス)

サムスンやファーウェイとは異なり、今年のLGエレクトロニクスは折りたためるスマートフォンを用意していない。折りたたみの流れを逃すことへの不安に対抗するため、LGは大急ぎで別の高性能デヴァイスを完成させようとしている。 「LG V50 ThinQ」には、画面サイズをほぼ2倍にできるオプションのケースが用意されている。このケースを装着すると、ふたつ折りのスマートフォンケースのように開く6.2インチの有機ELスクリーンが追加され、水平にも、ノートパソコンのような形にも広げられる。
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