電子棚札 coverジャパンディスプレイ(JDI)は5月をめどに、電子ペーパーを使った同社製の「電子棚札」の内容を書き換えるソフトウエアの販売を始める。小売店に設置した同棚札の商品名や価格などを20秒程度で書き換えられる。これまでJDIは同ソフトウエアを扱っておらず、顧客は別企業から書き換え用のシステムを購入する必要があった。価格は液晶ディスプレーなどを使う電子棚札のシステムと同程度で提供する。

 JDIは電子棚札とともに内容書き換えソフトも自社で提供することで顧客の利便性を高める。電子ペーパーの電子棚札は横幅が一般的な電子棚札に比べて5倍程度の30センチメートルと広い。白・黒・赤の3色を使い、一つの製品情報を大きく表示したり、画面を分割して複数の製品情報を映したりできる。



 そのほかクーポンを配信する2次元コード「QRコード」などの図柄も表示可能。またコイン電池3個で動くため、既存の棚に設置しやすい。1日2回の書き換えで3年程度電池交換が不要。

 液晶ディスプレーなどを使う従来の電子棚札は棚の周囲に電源を用意する必要があった。さらに厚さは今回の電子棚札に比べて約3倍の3センチ―4センチメートル程度で、通路が狭くなる課題があった。

 JDIは足元の売上高の8割をモバイル分野が占める。将来はモバイル以外の分野を5割に引き上げる考えで、電子棚札の書き換えシステムなどを積極的に拡販する。