シャープは、大阪・堺と三重で製造した国産有機ELの他メーカーへの販売に意欲を見せています。

同社の有機ELは、自社製スマートフォン『AQUOS zero』に初採用。当初、生産数は限定的と見られていましたが、関係者によると数を捌けるようになっているとのこと。また、外販については「お客様があることなので明かせない」としつつも「(他のデバイス製造メーカーに)当然話をしに行っている」と積極姿勢を示します。



国産有機ELディスプレイを巡っては、ジャパンディスプレイ(JDI)が千葉県・茂原工場で製造したパネルをApple Watchの次期モデル(Series 5)向けに供給するとロイターが報じています。

また、JOLEDはより安価に有機ELパネルの大型化を実現する「印刷方式」の量産を2020年に開始する予定です。

有機ELシフトの遅れなどから劣勢となっている日の丸ディスプレイですが、復活を果たせるのか注目したいところです。