台湾の『鴻海(ホンハイ)精密工業』は、世界最大のEMS(電子機器受託サービス)であり、主要な工場は中国にあり、AppleのiPhone製造のEMSとして有名だ。当然、中国の経済や雇用にも大きな影響力を持ち、製品調達の面では、日本の『JDI(ジャパンディスプレイ)』なども納入企業の一つであった。すでにJDIは台湾&中国系企業となっている。
同時に、かつて日本企業であった『シャープ株式会社』の親会社でもある。そして、そのシャープは東芝のパソコン部門の『Dynabook株式会社』を買収している。鴻海の孫会社が、東芝の元ダイナブックの事業部なのだ。そして、鴻海とシャープは、ソフトバンクグループの『ソフトビジョンファンド(SBF)』の中核を占める投資のリミテッドパートナーでもある。


2019年、令和の10連休の間にも世界市場は動いているが、しかし、日本のマーケットは時が止まったままだ。いや、平成の時代こそ、日本の大企業は止まったままであった。平成の後半は、日本のかつての高度成長期の『昭和』を支えてきた大企業が続々と買収された『元号』でもあったのだ…。日本に会社があり、日本の社員が働いていれど、そこは、もう日本の会社ではない。
そう、台湾の鴻海が中国の工場で作るiPhoneと同じ理由で、中国に会社があり、中国の社員が働いていれど、鴻海は台湾の会社という構図と同じだ。すでに買収された日本の大企業はブランド名だけが残った『中国ホンハイ化』した企業なのだ。そう鴻海に発注しているAppleのiPhoneの製品発注次第で雇用が飛んでしまうのだ。
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