ダイフクの2020年3月期連結業績予想は、売上高が前期比4・5%増の4800億円と過去最高を見込む。運輸・倉庫関係を中心に豊富な受注残が寄与する。
利益は営業、経常、当期利益とも減益を予想。半導体・液晶業界の失速による環境悪化が響く。受注量増加に対応して国内、海外の双方で生産能力を増強する。



受注高は同5・3%増の5300億円を計画。電子商取引(EC)化が進む流通業向けシステムがけん引役となり、航空旅客数が伸長する空港向けシステムも力強いと予想する。米中貿易摩擦について「直接の影響は小さいが顧客の環境が悪化すれば影響を受ける」(下代博社長)と見る。

19年3月期は売上高、営業利益とも過去最高だった。