sharp_8957675 シャープは17日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業出身の高山俊明代表取締役ら3人が退任し、後任に新たに鴻海出身者ら3人が取締役に就任する人事を発表した。戴正呉会長兼社長は留任する。
 高山氏は17日付で退任するが、シャープの台湾販売会社会長は継続する。



また、台湾総統選への出馬意向を示す鴻海の郭台銘会長の後継候補と目されている劉揚偉取締役は6月25日付でシャープから離れる。

 今回新たに就任するのは、郭会長のスペシャルアシスタントを務めるウー・クォ・ファイ氏ら3人。戴社長は中期経営計画の最終年度である19年度までシャープ社長を続投する意思を示しているが、台湾総統選に絡む「鴻海人事」の余波を受け、後継レースは混沌(こんとん)としてきた。