昨年までは世界の自動車用ディスプレイパネル出荷量で1位だったが、今年1~3月の出荷量では、韓国のLGエレクトロニクスに首位の座を明け渡している。そもそも液晶は価格競争に陥っていて、韓国・中国・台湾の低価格ディスプレイに太刀打ちできないのが現状。そこに、国策連合であるジャパンディスプレイの決断の遅さなども加わって、迷走を続けている。
「Yahoo!ファイナンス」によると、単独従業員は4403人。平均年齢は45歳で平均年収は706万円。「平成29年分 民間給与実態統計調査」によると、40代後半の平均給与は496万2000円なので、平均を大きく上回っている。

 経営不振が続いているとは言え、大企業連合だけあって給与面では恵まれている(それが経営上の弱点にもなるわけだが…)。


経営不振が続いているジャパンディスプレイであるが、実際に働いている人はどのように思っているのだろうか。年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」の口コミを紹介したい。
「若手にもっと裁量を与えて仕事をさせ、人を育てることを考えたほうが良い。ジャパンディスプレイ発足以降、管理職がやたらと張り切るようになった一方で、若手は言われるがままで、自分で考え行動することを止めてしまったように思う。若手からは『働きづらくなった』という声を頻繁に耳にした」(電気・電子回路設計/30代前半男性/正社員/年収650万円/2016年度に関する口コミ)
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