セイコーエプソンは26日、富士見事業所(長野県富士見町)でオープンイノベーションによるインクジェット技術の研究拠点を10月に本格稼働させると発表した。研究機関や他社と連携し、インクジェット技術がすでに使われている紙や衣料品以外の新規分野へ展開をめざす。

拠点名は「インクジェット イノベーションラボ富士見」。富士見事業所の1フロアにあり、5人程度の技術者を配置する。広さは225平方メートル。



外部機関からインクジェット技術の見学を受け付ける。エプソンは電子回路の基板形成や有機ELの発光層形成などの分野でインクジェット技術が広がると見込む。インクジェットヘッドを搭載した装置を用いて、外部機関と共同で新たな分野への応用の可能性を研究する。

同社は2022年3月期までの中期経営計画で、オープンイノベーションによる成長の加速を掲げている。イノベーションラボでの研究を通じて、同社が得意とするインクジェット印刷のヘッドの外販を強化する方針だ。