001_sパナソニックは、ドイツ・ベルリンで9月6日(現地時間)に開幕する「IFA 2019」に合わせて“未来のテレビ”のプロトタイプを発表。液晶デュアルパネルを用いた「MegaCon(Mega Contrast)」と、透明な有機ELテレビを紹介している。2020年に透明な有機ELテレビをアジアで発売予定。

「MegaCon」は、外側に4K高性能パネルを、内側にモノクロのパネルを使ったデュアルパネルを搭載。直下型LEDバックライトでピクセルレベルでの調光が行なえ、従来の液晶パネルを大きく上回る100万:1のコントラスト比を実現。ピーク輝度は1,000nits。明るさを一定に保ちながら、同時に色再現はDCI-P3比99%をカバーする。

パナソニックの自社製モジュールを使用して開発されており、「テレビ業界での50年以上の経験の成果」としている。



ハリウッドのスタジオとポストプロダクションのスタジオでも検証され、スタジオモニターのレベルで優れた色精度を提供するという。他のデュアルパネル液晶ディスプレイとは異なり、今回のプロトタイプは色の忠実度を損なわずに広い視野角を持っていることも確認されたという。さらに、パナソニック独自の技術により、デュアルパネル採用による視差効果を防いでいる。

002_sスイッチを入れると映像を表示、オフの時は画面が透明なガラスケースのように見える有機ELディスプレイ。ベゼル部分は木製で、金属などの部分をフレーム内に隠し、フレーム部はスタンドとしても機能する。フレーム内に照明の機能も備えている。

ディスプレイのコンセプトは、スイスの家具メーカーVitra(ヴィトラ)との共同研究プロジェクトで実現。Vitraが持つ専門知識と、パナソニックの技術的ノウハウを組み合わせた。

スカンジナビアのデザイナーDaniel RybakkenとPanasonic Design Kyotoがデザインを設計。独PanasonicのPR責任者Michael Langbehn氏は、「革新的な技術により、テレビの次の進化段階を迎えようとしている。私たちは最初からテレビをリビングルームのデザイン要素としてとらえてきた。私たちの研究の成果をIFAで発表できることを誇りに思う」とコメントしている。