jdi nakajima p1
「コア技術を成長させながら、上に載せる技術を組み合わせていくことで新たな価値を提供していく」。経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)でCTO(最高技術責任者)を務める仲島義晴執行役員は12月5日、千葉市の幕張メッセで開催中の見本市「液晶・有機EL・センサ 技術展(ファインテックジャパン)」の基調講演で、同社の技術戦略の方向性をこう語った。
仲島CTOがJDIのコア技術に挙げるのが「LTPS」だ。低温多結晶シリコン(Low Temperature Polycrystalline Silicon)の略で、ガラス基板上に薄膜上の駆動回路を形成することができる。JDIではこのLTPSを使った駆動回路の上に、液晶素子を組み合わせることで、スマホ向けを中心に「高精細で狭額縁のディスプレーを実現してきた」(仲島CTO)。






センサー関連では画面に触れずに操作できる「ホバー」機能を備えた液晶ディスプレーを展示した。タッチセンサーの機能をディスプレーを一体化する技術を応用。「指であれば5cm、手のひらであれば10cm弱の距離でも操作できる」(JDI)という。医療現場など直接画面に触れられない現場での用途を開拓する考えだ。
 展示ブースには他にもVR(仮想現実)機器向けの小型・高精細液晶やフレキシブルな指紋センサーなども並んだ。「今後は高い成長率のある領域で技術開発を展開していきたい」と仲島CTOは意気込む。
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