2019年12月16日、ドイツ、ダルムシュタット発 - サイエンスとテクノロジーの分野における世界有数の企業であるMerck(以下メルク)は、2020年1月7日から10日までの間、米国ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大級の家電・IT見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES2020)」で最新のイノベーションを紹介します。デジタルリビングの進化を支える企業として、メルクは最新のエレクトロニクス機器のほぼすべてに用いられる最先端材料を製造しています。CES 2020ではメルクの幹部がステージトークを行い、メルクのエキスパートや外部パートナーとともに将来のビジョンやテクノロジーの展望について話し合います。

メルクの科学者やエキスパートは外部パートナーとともに、エレクトロニクス業界がさらに発展していくために重要な4つのテーマについて、パネルディスカッションを開催します。 ディスプレイについては、「未来に何をもたらすのか?」というテーマで議論します。





ディスプレイの未来は何をもたらすのか?

現在、人と機械とのインターフェースの中心を担っているのがディスプレイです。新しいディスプレイの形によって、長く変わることのなかったデバイスのパラダイムを根底から変換し再定義することが可能になります。これまで固定され動かすことができなかったものを、曲げたり、伸ばしたり、丸めたり、身に付けたり、フレームをなくしたりできるようになっています。さらに新たな応用も考えられます。これまでのテレビ用途において、4Kディスプレイは以前のSDやHDから大幅な進化を遂げたものです。
しかし、真の没入型視聴体験を実現するには、解像度をさらに向上させ8Kや16Kに到達する必要があります。こうしたイノベーションのすべては材料科学や研究の発展にかかっています。液晶(LC)や有機EL(OLED)、ディスプレイパターニング材料の開発と製造におけるグローバル市場やテクノロジーのリーダーとして、メルクは次の新たな飛躍へと加速しており、その一つが非常に高度な新たな液晶技術です。大型ディスプレイ向けのSA-VA(Self-Aligned Vertical Alignment)によって、分厚いフレームに気を取られることのない没入型体験が可能になります。SA-VA技術を搭載した初のテレビ製品が2020年に発売される予定になっています。
急速な進化を遂げているOLEDディスプレイの分野では、メルクは世界中のOLEDメーカー向けにさらに高性能なOLEDスタックを開発することで、折り畳み可能なディスプレイの革命を後押しすると同時に、インクジェット印刷方式を介した次世代のOLEDデバイスの製造にも積極的に取り組んでいます。

CES 2020では、未来のディスプレイを徹底的に掘り下げ、Xboxのクリエーターとして有名なシェーマス・ブラックレー(Seamus Blackley)氏やDSCC(ディスプレイサプライチェーンコンサルタンツ)のプレジデント、ボブ・オブライエン(Bob O’Brien)氏といった当分野の第一人者の知見を直に得ることができます。

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カーボン・アスリート [ 山中俊治 ]
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