経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)が、主力の白山工場(石川県白山市)を米アップルとシャープへ売却する方向で交渉していることが27日、分かった。白山工場は液晶パネルの販売不振で稼働が低迷したため、7月から生産を一時停止している。財務体質の改善につなげる狙いがあるとみられる。

複数の関係者が日本経済新聞に対して明らかにした。JDIは12日、アップルとみられる顧客企業に、白山工場の設備を2億ドル(約219億円)で売却する案などについて、最終契約に向けた協議を進めると発表していた。交渉のなかで土地や建物を含む工場全体の売却案に切り替わったとみられる。

売却額は800億~900億円で交渉しているもようで、JDIは年度内をめどに合意したい考えだ。





シャープはアップルのスマートフォン向けなどの液晶パネルの販売が好調で、自社工場の稼働率が高まっている。アップルとシャープの負担割合は固まっていないようだ。

白山工場はアップルのスマートフォン向け液晶パネルを生産するJDIの主力工場で、16年末に稼働を始めた。約1700億円の建設資金は大半をアップルが前受け金として拠出したが、アップルが有機ELパネルの採用を進めたことで稼働が低迷。前受け金は19年9月末時点でなお約900億円残っており、返済負担がJDIの財務の重しとなっていた。

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