韓国のLG電子が、巻き取り可能な有機ELテレビ「LGシグネチャー OLED TV R」の年内発売を断念したことが分かった。

 LG電子によると、同製品の発売は2020年に延期された。同社の関係者は「これまでなかった全く新しいテレビのため、マーケティングや生産、販売などあらゆる面で検討すべき事項が残っている」と延期の理由を説明している。





 同社は今年1月、米ラスベガスで開かれた世界最大の家電・技術見本市「CES」で世界初となる巻き取り式テレビ(65インチ)を公開し、年内にまず韓国国内で発売すると発表していた。これまでに数十台の試作品を生産したが、予約の受け付けなどは行っていない。業界では、試作品の生産と違い、量産には耐久性や歩留まりなどが問題になり得ると指摘している。

 こうした状況から、LG電子は来月開催のCESで技術的に進歩した巻き取り式テレビを公開し、販売に入ると見込まれている。

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