米アップルに製品を供給する台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は、春節(旧正月)の連休前に台湾に既に帰省している中国・武漢工場の従業員に対し、新型コロナウイルスによる肺炎の感染防止のため、台湾にとどまるよう要請した。

中国当局は湖北省武漢市を中心に400人以上が新型肺炎に感染したと確認。死者は9人になった。タイ、韓国、日本、台湾でも感染が確認されている。

鴻海は、台湾に帰省している武漢工場勤務の従業員について、健康上の問題は見つかっていないと表明。新型肺炎が発生して以来、同工場では従業員がマスクを着用し、体温の検査も行っているとした。





同社の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏は旧正月を祝うパーティーで、従業員に対し、休暇中に中国を訪れないよう呼び掛けた。また「今回の感染スピードは重症急性呼吸器症候群(SARS)に劣るということはないだろう」との見解を示した。

中国で発生したSARSでは、2002━03年の期間に世界で800人近くの死者が出ている。

郭氏は、武漢の従業員が休暇明けに同市での勤務に戻るべきかどうかについて、経営陣が判断する必要があると指摘。遠隔地での勤務を可能にする措置が打ち出されるとの見通しも示した。

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