img1_file5e4e370bdff60sid(埼玉県川口市)は、独自開発した光学ガラスよりも透明度が高い軟質バイオマス樹脂「Harehare(晴れ晴れ)」の量産に乗り出す。4月をめどに本格稼働し、生産能力は10倍以上となる。ガラスの代替素材として売り出し、2021年6月期に同事業で3億円以上の売り上げを目指す。

Harehareは生分解性樹脂の液体と炭素が主成分の液体を混ぜ合わせ、高真空状態で熱をかけ成形する。同社の従来の機械では製造できないため、成形機械を独自開発した。全自動でHarehareを成形できるラインを三つ設置。量産体制の構築にかかる投資額は約2億円。従来は数センチメートルほどの大きさのものでも一日40個程度しか生産できなかった。今後はロボットも導入し、生産性向上を図る。





Harehareは屈折率1・509と光学ガラス以上の透明度を実現。軟質のため割れることがなく安全で、紫外線劣化も抑えた。同社ではHarehareを使ったグラスやシャンデリアを製品化している。そのほか、顧客の要望に対応した製品も製造する。

ガラスとは異なり60度Cという環境で成形するため、紙や布などを組み合わせることができる。中国では金箔(きんぱく)を含んだ製品が好評で、販売促進を図るため、このほど中国の四川省成都市と広東省深圳市にショールームを設置した。

現在は新型コロナウイルスの影響で店を閉めているが、落ち着いた頃に営業を再開する。

同社は、真空注型機の製造販売、プラスチック成形の受託などを手がける。19年6月期の売上高は約4億円。

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