株式会社INCJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、本日、同社の投資先である株式会社ジャパンディスプレイ(本社:東京都港区、代表取締役社長:菊岡 稔、以下「JDI」)に対し、既存債権の一部についてリファイナンスを実施いたしましたのでお知らせいたします。
INCJは、かねてより、JDIの新たな資本提携先であるIchigo Trust(以下「いちごトラスト」)からの第一段階の出資が完了した時点で、JDIの財務体質をさらに改善するためのリファイナンスを実施する旨、表明しておりましたが、本日、いちごトラストからの出資が完了したことを確認し、下記内容の通り債権のリファイナンスを実施いたしました。
リファイナンス前 | ⇒ | リファイナンス後 | ||||
2016.12 | 第1回劣後CB | 250億円 | 2020.3 | A種優先株式 | 1,020億円 | |
2017.8 | 債務保証 | 1,070億円 | シニアローン | 500億円 | ||
2018.6 | 短期貸付 | 200億円 | ―― | ―― | ||
合計 | 1,520億円 | 合計 | 1,520億円 |
加えて、INCJはJDIに対する債権約463億円(ブリッジローン200億円及び劣後特約付貸付の一部263.2億円)について、JDIが保有する株式会社JOLEDの株式の全てによる代物弁済を受けました。
JDIは、今回のいちごトラストからの出資による資本増強およびINCJとの間の一連の取引の実行により債務超過を解消するとともに有利子負債の削減も行い、同社の財務体質は大幅に改善されることになります。今後、JDIは、事業に集中することで、従来のモバイル、車載事業に加え、
LTPS(低温ポリシリコン)技術を生かしたVRやセンサー、有機ELなど新たな事業の柱の確立を目指すと同時に、引き続き、収益の改善に向けての取り組みを推し進めます。
今回の出資により、INCJに代わりいちごトラストがJDIの筆頭株主になりますが、INCJは、今後とも、JDIの主要株主としていちごトラストとともにJDIがグローバルな競争力をもった企業として再度成長軌道に乗るためのサポートを行っていくことに変わりはありません。
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