韓国サムスン電子が、自社製品に必要な液晶パネルの全量をEMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、鴻海精密工業のグループ会社である群創光電(イノラックス)やシャープなどに発注することを決めたもようだ。サムスン電子の液晶テレビやタブレット端末のシェアは世界トップクラスで、鴻海グループの売り上げ拡大に寄与するとみられている。13日付経済日報が伝えた。

 台湾の液晶パネルメーカーがサムスン電子から大口受注を獲得するのは初めてとなる。ただ、各社はいずれもコメントを控えている。





 業界関係者によると、サムスン電子のテレビ出荷台数は年間約4,000万台。世界シェアは2割近くに上り、過去14年間連続で世界首位を維持。タブレット端末の世界シェアも15%以上を占め、米アップルに次ぐ2位となる。

 サムスン電子傘下のサムスンディスプレーは、中国勢の台頭による過当競争で収益が悪化する中、2019年以降、液晶パネル事業からの撤退に着手。今年末の生産打ち切りを決めた。今後は次世代技術「量子ドット(QD)」を活用した有機ELパネルへの転換を急ぐ。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ