「大企業病」という言葉があることからも分かるように、とかく大きな企業は「部門最適」や「前例主義」に陥りやすいものです。しかし、30を超える国と地域に5万人超の社員を擁する総合素材メーカー、AGCグループでは、部門の枠を超えた交流や学習が盛んに行われています。

 こうした“越境文化”が生まれる元となった、CNA(Cross-divisional Network Activity:部門横断的ネットワーク活動) と呼ばれる活動が始まったのは2011年。そのきっかけは、ひとつのデータベースでした。





 大企業の文化を変えてしまうほどのインパクトをもたらしたCNAは、どんな背景から始まった活動なのか、その浸透にはどんな苦労があったのか、その苦労を乗り越えた先に広がっていたのはどんな世界だったのかーー。

 AGC株式会社(以下AGC)の西田直哉さん(人事部 人事戦略統括担当部長)、小西正哲さん(技術本部企画部 戦略企画グループ 開発戦略ディレクター)に、活動の歴史と実態について伺いました。

Read full article