電子機器の受託製造サービス(EMS)世界最大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は1日、戴正呉氏が同日付で董事(取締役に相当)を退任したと発表した。シャープの会長兼社長を務めながら鴻海の董事も兼務していたが、本人が「シャープで世界市場の開拓に集中したい」と辞任を申し出たという。

戴氏は鴻海創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)氏の右腕で、鴻海グループ副総裁を務めた。2016年に鴻海がシャープを買収した際に経営トップとして送り込まれた。





郭氏は19年6月に台湾総統選への出馬のため鴻海の董事長(会長)を退任した。同社は後任の劉揚偉董事長のもとで経営刷新を進めており、戴氏の退任は鴻海の経営の世代交代の意味合いもありそうだ。

シャープでは25日付で、戴氏が会長兼最高経営責任者(CEO)に就き、野村勝明副社長が社長兼最高執行責任者(COO)に就任する。新型コロナウイルスの影響で経営環境が厳しくなるなか、「二頭体制」で業績回復を目指す。

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